暮らすことを若い頃より大事に思うようになったのは多分、40才が過ぎてからです。
30代の後半に人生を考えるような大変な出来事がありまして、本当に大切なことってなんだ?と思うようになったのが、はじまり。
大きな夢を見るのも地に足がついているならば良いけれど、夢を見過ぎてフワフワとしていてはいけない。まずは目の前にいる誰かが幸せなこと、私にとっては夫と子ども達、それが一番大事であって小さな暮らしのなかにこそ人生の喜びがあるのだと思うようになりました。
安曇野に住みはじめ、自転車で田んぼの間を駆け抜けていくと、今まで知らなかった景色が広がり、用水路の流れる音、田んぼ、山、飛び交う鳥を眺めて、人生って不思議だなぁといつもなんとなく自分の人生のことを思い返す。本当になんとなくだけど。
ここを自転車で走っている自分が本当に不思議。
などとブツブツと思っているのは、
少しずつ自分達の夢にむかって進みはじようと思い、足を運び全く私達を知らない人に“わたしという人間”を説明しなくてはいけない場面できちんと出来なかったからかな。
ちいさく暮らしたいことの意味や子どもの頃からつながっている夢の事、夫婦での夢・・ちゃんと話せるようにあらためてちゃんと振り返ろう。
まずはそこがスタートのようなので。