本を読む

こんにちは。ゆきです。

病院では本が心の癒しです。

信大病院には小さな図書室があって、貸出も出来ます。それに松本市の図書館の本すべてがリクエスト出来て届けてくれる。

なにより図書室へ行くのが私の小さな楽しみです。

入院して最初に借りた本は

「ぬりものとゴハン」赤木智子 。

東京のギャラリーで働いていた赤木さん、編集者だった夫が輪島塗り職人になりたいとの一声で輪島へ移住して、家族が出来上がるまでのお話です。

パッと手にとって開いた時に美味しそうなミートソーススパゲティの写真が目に入り、これにしよう と、内容も知らずに借りました。

親近感の湧く美味しそうな感じ。

これは、私が常日頃から選択する時の決め手のひとつなのです。

そして、読んでみたら、びっくりとするくらいに赤木智子さんが感じていることを身近に感じました。

東京育ちの田舎暮らし。自然の美しさへの毎日の感動、少しずつ育まれる縁の大切さ。それなりの距離感。

それに東京へ帰省して、、のくだり。私が生まれ育つた阿佐ヶ谷が出てきてますますびっくりしました。

文章は私的な感じが苦手な人もいるかも。でも、最後に夫の赤木明登さんのあとがきを読み涙がでました。

心根の美しい人、、たしかにそう思えました。

良い言葉。

いつか赤木さんのぬりものを我が家の棚に置きたいな。

毎日愛でる小さな良い香りのブーケ。

ありがとう。

ゆき