家作り2

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十五夜のすすき。

さて、家作り、工事はまだですが少しずつ進行中です。

今は図面を検討中。
土地のどの場所に作るか?からはじまり、手描きの配置図で間取りなどを考えました。家は必要最小限だしイメージがあったのですんなり決まるものの、お店の方は試行錯誤。参考に本を買ってみたり、今までの経験を思いだし書いてみたり。

学生時代にアルバイトをいっぱいしておいて良かった^^
喫茶店、レストラン、ラーメン屋(懐かしの阿佐ヶ谷にあったげんこつラーメンですよ!)パン屋・・飲食店での経験豊富です。人生経験、いつかは役に立つものですね。

厨房は少し広め、カウンターに焼き菓子並べたい、本棚多め、エトセトラ。さほど大きなお店ではないにしても、配置は大事ですもんね。

そうしてやっと決まったので、図面起こし中(設計士さんが)

そして、土地のご近所の方にもご挨拶に伺いました。
ここでやっとホッ。土地を決めたと言っても、ご挨拶までいかないとどうにも落ち着きません。

少し高台にあるこの場所からは、田舎らしい風景も見えるし、夜は安曇野の街灯りも見えてきれいです。みんなが遊びにきてくれると良いなぁ。

そうそう、安曇野で土地探しを始めてから色々と勉強になりましたが、安曇野市では景観条例があるのでどこでも家を建てられる訳ではないのです。
ポツンと建てるのはNG。宅地に続いていないといけないので、基本的には家の並びに家を建てる決まりがあったり、店舗を作って良いのは市街地振興区域のみだったり、いくつか規制があります。
そのほか農地転用についての規制とか。。
子ども達が学校に通える場所、でも住宅地ではなく景色も良い、そしてお店も考えると駐車場が必要なのである程度の広さもほしい・・といくつかの希望をかなえるにはアレ?意外と難しいぞ!と途中で気づいたのでした。

移住してみて気づく事は色々あるものですね。

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焼き菓子もたくさん試作しています。試行錯誤中のバターミルクビスケット。美味しくなってきた!

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今年の十五夜の月。雲がきれて見えてきた!良い眺めでした。

家作り1 ヒアシンスハウス

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私の旅のハガキコーナー。
旅といっても心の旅。旅を感じるハガキ、届いた手紙をとめてます。

家作りの話。少しずつ進行しています。

7月、最初の自分達の希望の間取りをあれこれと見ながら考えて、設計士さんに送りました。店舗と家の割合、ほどよい大きさ・・エトセトラ。
そして最初の配置図が出来上がりました。まだ詰めないといけないので設計士さんの手描きですが、具体的なイメージがはじめて目の前に。現実にこれを建てるのかと思うとワクワクもありつつ、ドキドキします。

さて、今回、設計をどうしようか?ということで、色々考えましたが気候のこともあるし地元の方にお願いしたいと思っていました。そうして数人の設計士の方の手がけた建物をみているうちに、(あ、いいな)と感覚的に惹かれた方に相談に行ったのです。

最初の説明ではうまく私達のイメージを伝えきれなかった。

2回目は資料をたくさん持ってきました。そして、夫婦ふたりの好きな建物の話をしたり。先日に日記にも書いたけれど・・清家清さんの「私の家」、それに素朴で美しい立原道造の思い描いた「ヒアシンスハウス」のこと。

するとヒアシンスハウスは若い頃からずっと好きな建物だと言って「ハガキを持っているのであげますよ」って、くださったのです

なんとも嬉しくてビックリしました。そして、これは縁があったのだと、その方にお願いしよう!と、その瞬間、夫も私も感じました。

安曇野が好きで暮らしはじめたけれど、知らない土地に越してきて、知らない人だらけ。そんな中でこうして縁が繋がるのはなにか惹かれるものがあったからだと思うのです。そういうことを大事にしたいなぁと思います。

配置図はまだまだ練らないと・・とくに店舗。

その話はまた今度。

 

はじまりは東君平

東君平そもそも・・
こうして安曇野に暮らすことになるはじまりは、20年程前に東君平の詩集に出会ったからだと思うのです。

東君平さんの絵本は子どもの頃に読んだことがあったけれど、そこでとまっていて。。

でも、20代になり家の本棚にあった(多分、母の本)「くんぺい魔法ばなし-山のホテル」をなんとなく読んでみたらすごく面白くて・・
物事をただそのまま見るだけではなく、ちょっとユーモアと皮肉と純粋さが混ざり合っていて。ロマンチックな面もあるけれどそれもよいし。
人間でもなんでも一面的にとらえるのはなんだかおかしいなって思っていた時期でもあったし、とても惹き込ました。

かわいいと思ったものでも意外にちょっと毒があったり、暗いように見えてもよくよく話を聞くと面白い人だったり、私はそういうのが好きなのです。正面から見ただけではわからないことっていっぱいある。

大学生時代、自分もそんな風に見られることがあって、悩んだ時期だったというのもあります。私の場合はクールだね=ちょっと冷たい、しらけてる みたいな。いわゆる大学生のノリについていけなかったということかな。今思えば。

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そして、小淵沢にくんぺい童話館があることを知り、調べてみると諏訪にはローランサン美術館があったり、安曇野では碌山美術館や絵本美術館など気になるところが点在していたので思い切って信州をゆっくり旅しました。

山梨県〜安曇野まで小さな美術館を巡る旅です。

小さな美術館のほとんどは、交通不便な場所。当時はテクテクと駅から歩いたりバスに乗って行きました。森の奥にこんなに素敵な美術館があるなんてすごい!とびっくりして・・その旅が私の夢のきっかけをくれたのです。

いつか自分でもそんな場所を作ってみたいという。

それから安曇野と小淵沢にはなんども旅行に行きました。結婚してからも、息子が産まれてからも。
そして、良いことも悪い事も色々なことが重なってこうして20年たって安曇野に住むことを夫婦で決めたのだから、人生は不思議です。

 

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どんなに小さな一歩でも、自分で選ぶ道だから自分の生きて行く先は自分の足の下にある・・「青春」ってタイトルだけれど、今でもこの詩が好きです。

そうそう、東君平さんは血は繋がっていないけれど、辻仁成さんの親戚で・・本のあとがきは辻仁成さんが書いています。そのあとがきを読むといつもじーんとします。

若い頃に心から先生と思える大人に出会えることは、とても素晴らしいことだと思う話なのです。

春深し

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4月のおわり。明日からGWです。

3月末に移住して自然の移り変わりをはっきりと感じる毎日。その美しさに日々驚いています。
あたたかい日も多く花が咲き乱れています。木蓮が満開になって、次は桜。そしてハナミズキ・・・今は菜の花と林檎畑の花が満開です。

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かわいい白い花がいっぱい咲いているけれど、、あれは林檎??と保育園へ行く途中に通り過ぎながら気になる。

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調べてみたらやっぱり林檎!蕾のピンク色が可愛いのです。
林檎の木が可愛くても、畑なので奥まで入らず周りから見て楽しみます。

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次男が嬉しいのはタンポポ。あちこちでいっぱい咲いている^^綿毛もとり放題。

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野の花を摘んできて何をするのかな?

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色水の実験だそうです。(少ないからこのあともっと摘んできました・・)

安曇野では日常でお買物も保育園の送迎もどこへいくでも車。
私もなんとか毎日運転していますが、、やっぱりまだ慣れない。ですので、徒歩20分圏内であれば自転車に乗っています(自転車にのっている人はとても少ないですけど)

自転車だとこうして花を眺めたり、写真を撮ったりできるのでお気に入り。

そろそろ田んぼに水が入りはじめ、水鏡が美しい季節になるそう。
くっきりと目に映る自然。風が強く外に出られないような日もあるけれど、おだやかな日の気持ちよさは格別です。

安曇野で第1歩

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安曇野から発信!
やっと日記を更新するところまで暮らしがととのってきました。

3月の半ばの引越し、そのあとに長男の卒業式で西荻窪へ戻り、本当に安曇野へ。

卒業式では名残惜しくて校庭をなかなか立ち去れなかった長男。お世話になった幼馴染みの家で車に乗ってサヨウナラをしたあと、気づくと後ろの席で泣いていました。立ち寄りたかったお店もいくつかあったけれど、制服姿を見せたかったけれど、、息子の気持ちを考えてそっとそのまま安曇野へ。

子ども達の新しいスタートまで春休みは、なるべくたのしい時間になるように出かけたり、それとリラックスできるように・・おそろしい勢いでダンボールを片付ける私。腰が痛くなったけれど温泉でひとやすみしつつ、ひとまずの住まいも快適になりました^^

そして今週ついに中学の入学式!

nikki_2016_4_7c誰も知らない中、緊張しながら教室に入る長男。
ほぼひとつの小学校からの持ち上がりで、県外から転入してくる子どもはひとりだけ。浮いて心細そうな姿にむしろ私が泣きそうでしたが、帰り道に周りの子から声をかけられたと聞いてホッとしました。
自分で自分の道を切り開いてすごいなぁと我が子ながら感心したりして。移住する事を決めてから、私が一番気がかりで心配だったのは中学生活。友達も出来そうだと今日も話していたので、心からほっとしました。

とはいえ「長野は気に入っているけど、やっぱり友達に会いたいなー」と話してます。素直になんでも話すからその点は安心だけど、さみしい気持ちを考えると、ちゃんとあれこれと話して好きな時間を作って、サポートしてあげなくちゃな。

nikki_2016_4_7dそして続いて次男の入園式。
年長さんでも入園式があるのです。一応ネクタイをしていきました^^

大きなホールで全学年揃っての式は今までの環境と違って、人の多さにビックリ。
でも、あっという間に周りの子とおしゃべりしてお友達気分で帰宅。良かった!こちらもホッ。
母の方は保育園でいろいろと勝手が違って戸惑い気味。用意するものがすごく多いのです。私も子ども達に負けじと頑張らなくては。

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家族みんな新しい生活がはじまって、私の出来る事といえば・・・やっぱりおいしいごはんを作ることが一番だと思う訳です。いつものことですが。
何を言ってあげたって、みんなそれぞれ緊張もあって疲れているだろうし、そんな中で(おいしい・・)と思えるごはんの時間は大事だろうと。

というわけで、ごはんをせっせと作っています。

それに、学校や保育園の準備もせっせと・・・。

もう少し落ち着いたら、私のスタートもきれるかな?

yuki

 

安曇野の朝

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先日、安曇野のひとまずの住まいが決まって、母に見せようと一緒に長野へ行きました。

朝早くみんなですぐ近くの川縁へ。
朝日が昇る直前、北アルプスの山が赤く染まって本当にきれいでした。

冬は旅行に来た事がなかったので、この景色を見るのは初めて。
見えにくいかもしれませんが、写真の畑のあぜ道を次男が楽しそうに走り回っていて、、
山がきれいで、、
これからここに住むのかと思うと、なんだか色んな気持ちがこみ上げ、ちょっと泣けてきました。

そうそう、母がきれいな空気や景色を気に入ってくれて良かった。
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夜は車で20分程の山の近くにある温泉へ。
雪が積もっていて、向こうには月が見え幻想的でした。

ひとまずの住まいなので、移り住んでから家を探すつもり。
見つかるかな?でも、なんだかわからないけれどきっと気に入る場所が見つかる気もするから不思議。

いまのところ、新しい自分の生活は見当もつきませんが、ひらめきを大事にしていきたいです。

yuki

こども達のこと

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次男5才。

なにしろ身体が弱くて、生まれてからずっと私が毎日気になる事。
朝起きたら熱はないかしら?夜寝ているときも熱はどうか?とか、鼻はつまってないかとか・・・。
生後二ヶ月で急性気管支炎で入院して以来、喘息と慢性っぽい副鼻腔炎で病院通いです。さらに、高熱で熱性けいれんを起こすこと5回。

先月は半年ぶりに熱性けいれんになって救急車をよび、5歳になって油断していたことを反省しました。

ですので、広い安曇野へ引っ越そう!と思った後に、最初に考えたのは病院の事。
どのあたりに住めばいいのかしら?夜間救急はあるかな?小児科はどんな感じ?

その心配は調べてみるとすぐに解決できたので一安心。
総合病院もあるし、夜間救急が開設されているので、離れすぎない場所でひとまずの住処をさがしました。
そして、保育園にもしも園で熱性けいれんがおきたら・・という点を確認して対応してくださるとわかったし、ホッ。

安曇野は空気も水もきれいな場所。標高も高尾山なみにあるので、身体が強くなって元気に育つと良いな。

そして、長男は来年、中学生に進学です。
このタイミングを逃すときっと今後は引っ越さないだろうというのも来春にきめた理由のひとつ。

長男の中学校についても、色々と調べてみて見学もして決定。
慣れるかな・・大丈夫かな?とモヤモヤと心配していますが、子どもの方がきっとすぐに慣れますよって言われたりしています^^

子ども達が楽しく過ごせるよう、まずは暮らしを調えて・・安心して新しい生活に入れるように、準備中です。

現在住んでいる区に問い合わせて、安曇野市に問い合わせたり、手続きはなにかと大変ですね!がんばろう。

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yuki

引越しのはじまり

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引っ越すことを決めて、周りの人達に伝えなくちゃ!と思い立ち話していった秋。
とても嬉しかったのは、私のいきなりの決断を驚きつつ、さみしいけれど応援してくれると言ってくれた事。
お仕事でお世話になっている皆さんも離れる事でご迷惑になることもあるのにもかかわらず、新しいチャレンジだからと受け入れてくれて感謝でいっぱいです。

息子達の子育ての時間を共にした友達やお世話になった方などなど、、西荻での時間を思い起こすと話しながら泣きそうになりましたが、思い出はこれからのための大事な糧として、新しい一歩を踏み出そうとおもいます。

いつか住みたいと若い頃から想っていた場所に住んでみようと決めたことを伝えると、「私達は住みたい場所に住んでいいんだって勇気をもらえた」というメールが届いて思いがけず私の行動がそう思ってもらえたのも嬉しかった!

それに松本や安曇野に移住した人を紹介してくれたり、、親切が心に沁みます。

とにかくとにかく、ありがとう。年のせいかすぐにジーンとして涙もろいです。

とはいえ、まだ準備だけで何も始まっていないので全ては移り住んでからですね。

そうそう、
8月に移住を決めるまでもそうですが、引越しを決めてからというもの、まるで呼ばれているかのように色々な出来事があって不思議。

夢を口に出してみて、動き出してみたら自然とグルグルと歯車が動き出したような・・そんな感じです。

yuki

大きな転機

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新しくブログを始めた理由。

それはこの夏の大きな決断がきっかけ。

実は、来年の春、生まれ育った東京杉並を離れて家族で信州の安曇野に移り住むことにしました。

引越そう!と決めるための道標は自分でも気づかないうちに、いっぱいあって積み重なり、心のどこかに潜んでいたようで…夫と私、お互いに口にし始めてからの決断はとても早いものでした。

ですので、まずは友人に伝えたところ、とても驚かれました。当然です…今まで一度も言ったことのない話なのだから。それに、私自身も西荻窪にずっと住むのかなと思っていましたから。

友人から始まり、仕事でお世話になっているみなさん、日頃お世話になっている方、もちろん家族。会える人にはきちんと会って…難しい場合はメールで…報告していった9月、10月。

話すと聞かれるのは、なんで?ということです。

その説明はなかなか難しく、簡単に話すと微妙に違うニュアンスになる。ということで、ゆっくりここで書いていこうかなと思っています。私自身にとっても日記として気持ちを思い返せるように。

ちなみに、写真は9月に撮影した安曇野のちひろ美術館のラベンダー畑。

yuki