花詩集

こんばんは。

ゆきです。

フランスガム花詩集展も最終週となりました。

明日の祝日の金曜日。そして最後の土曜日。夫とともに長男もお手伝いでカウンターに立っているかな?

フランスガムこと小林晃さんと初めて出会ったのは、西荻でのことです。

すでにその作品を見てとても好きだと思っていたら、まさかの同じ街に住んでいたという素敵な偶然。

学生の頃から、ギャラリーを作ることを夢に想っていましたが、その作品を知ってからはいつかガム子さんにロゴを描いてもらおう、、と、密かに心に決めていました。

フランスガムさんの展示はオープンする前からの約束。

とても大切に思っています。

そんなところに突然の入院でしたが、こうして最終週まで展示を続けられたこと。

暖かなみなさんのお陰でお菓子が届いたこと。

たくさんの人に助けられて最後まで展示が出来る事に、胸いっぱいです。ありがとう。

最終日のライブ、どうにか病院から抜け出して、、と思っていましたが、先生からそれは無理だと言われました(⌒-⌒; )

でも、もうすでに素敵なものになる予感しかしていません。月とビスケット.で花詩集の絵とkokohana*さんのお花達とバロンさんと熊谷さんの音楽が溢れることが嬉しいです。

病院にはもちろん花詩集を持ってきました。改めて一気に読んでみて、こんなにすてきな本なのだから、もっともっとたくさんの方に読んでもらいたい!と熱く思いました。

いつも思うけれど、人生は全くもって不条理で予想もつかないもの。不幸だと思っていたら時が経つと其れが自分の糧となったり、、心のままに生きることを許してくれたり、突然難しい難問をつきつけたり。

でも、それでよいと思ってます。

そこで何を思うのか、どう生きるのかそれだけのこと。

花詩集に綴られている物語は人生そのもの。

いま、月とビスケット.のドアには、kokohana*さんが作ってくださった冬の森のリースが飾ってあります。

花詩集の絵にkokohana*さんの花作品が寄り添うことで、その世界がさらに深まり豊かにしている。

ではでは。

とにかくあと2日間でおしまい!

ぜひ、美味しいお菓子とお茶の時間とともに、花詩集の世界をどうぞ。

ゆき

本を読む

こんにちは。ゆきです。

病院では本が心の癒しです。

信大病院には小さな図書室があって、貸出も出来ます。それに松本市の図書館の本すべてがリクエスト出来て届けてくれる。

なにより図書室へ行くのが私の小さな楽しみです。

入院して最初に借りた本は

「ぬりものとゴハン」赤木智子 。

東京のギャラリーで働いていた赤木さん、編集者だった夫が輪島塗り職人になりたいとの一声で輪島へ移住して、家族が出来上がるまでのお話です。

パッと手にとって開いた時に美味しそうなミートソーススパゲティの写真が目に入り、これにしよう と、内容も知らずに借りました。

親近感の湧く美味しそうな感じ。

これは、私が常日頃から選択する時の決め手のひとつなのです。

そして、読んでみたら、びっくりとするくらいに赤木智子さんが感じていることを身近に感じました。

東京育ちの田舎暮らし。自然の美しさへの毎日の感動、少しずつ育まれる縁の大切さ。それなりの距離感。

それに東京へ帰省して、、のくだり。私が生まれ育つた阿佐ヶ谷が出てきてますますびっくりしました。

文章は私的な感じが苦手な人もいるかも。でも、最後に夫の赤木明登さんのあとがきを読み涙がでました。

心根の美しい人、、たしかにそう思えました。

良い言葉。

いつか赤木さんのぬりものを我が家の棚に置きたいな。

毎日愛でる小さな良い香りのブーケ。

ありがとう。

ゆき

やっと

こんにちは。

ゆきです。病室より更新です。

久しぶり、、本当に久しぶりの更新が病室から。驚きですが、SNSでは長い文章は似合わないし、ブログがちょうど良いのかなと思い、この十二の月を更新しようと思います。

入院の前にも、その間も、メールやお手紙やたくさんの声をいただいて本当にありがとうございます。

私も、そして1人でお店に立つ夫も、とても励まされてます。

それに、お店に立ち寄ってくださる方の声も夫はいつも届けてくれます。

2年半前に安曇野へ移住した時には、片手で数えるくらいしか知り合いがいなかった私達。そんな私達にこうしてあたたかい手を差し伸べてくれる。

本当に感謝です。

やっぱり、なかなか気持ちを上に向けることができなかったけれど、少しずつ病気を受け止めつつあります。

ずっと付き合う病気だと先生からきいて、たくさんの葛藤がありました。

家族のこと、なにより息子のこと。それにもちろん大切な月とビスケット.のこと。

でも、なんだかわからないけれど、今まで本当にすごい勢いで生きてきた私なので、もう、そういった生き方ではないんだよとも言われているような。またひとつ生活を見つめ直す時が来たのかなと思ってます。

病室から見える景色はとても眺めよく、松本の街が遠くまで見えます。朝と夕暮れの景色に癒されます。でも、常念岳も北アルプスも見えなくて、すごく見たいなと思う。山が遠く感じます。

それに入院前に行った上高地の眺めも眼に浮かぶ。また春に行きたいなぁ。

そして、私の故郷西荻や東京から届く声。心強いです。ありがとう。

自転車で西荻を走る自分をふわりと思い出してます。パンを買いに行ったり、雑貨を見に行ったり、喫茶店へ行ったり。

いつも思うのですが、縁がよく繋がることが多くて、西荻と安曇野ってなぜか遠くて近いんです。

そうそう、みなさんから届いた、手紙や本やかわいいあれこれ。毎日並べて眺めてます。

それが私にはやっぱり必要。

心の栄養ですね。

ではでは。また書きます。

ゆき

月とビスケット. 案内

月とビスケット.は安曇野の穂高にある小さなカフェギャラリーです。

自家製焼き菓子がカウンターに並び、絵本や本がたくさん並ぶお店。

窓の外には北アルプスが見えます。

どうぞゆっくりおいしい時間を過ごしてください。

営業日 木金土 10時〜16時

399-8904

長野県安曇野市穂高柏原4326-8

2018.11現在、

ごはんメニューはおやすみしております。

お茶とお菓子をどうぞ。

バターミルクビスケット

IMG_7870-1

久しぶりにブログを開いてみると、昨年の7月のペンキ塗りから時が止まっていました!

あれから引っ越しをして、片付けをして新しい暮らしをはじめて、10月22日に月とビスケット.をオープン。駆け抜けた数ヶ月でした。

なんとなく、、ひと段落したような気持ちになった3月。
やっとブログを整えて、月とビスケットの日記として再開しようと思います。

準備のあいだ、思い描いた形。
最初はうまく出来ないことも多々あったし、正直なところ、こんなにたくさんのお菓子を焼くことが出来るかな?とプレッシャーで(明日のケーキがちゃんと焼けるかしら?)と眠れなくなったりもしましたが、それでもオープンを楽しみにきてくださるお客様の声が励みになってなんとかやってこられました。

まだまだ半人前にもならないですが、少しだけ、慣れてきて、心の余裕も見つかってきたかも。あれこれと日々見直していきながら、頑張ります。

看板メニューのバターミルクビスケット、1月からあんバターでお出ししています。

私のあんこは、何年か前から とらやさんのレシピ。
私が尊敬するお菓子屋さん。いつでもきりりと正しいお店だと思っています^^

バターは大豆バターです。大豆を茹でて、潰して、バターとお砂糖と塩を少々いれてミックスしています。

自分で食べて見て、よし、おいしい!って思うものを作っていけてらいいな。

久しぶりの日記。たまには言葉にして書くのも良いものですね。

ペンキを塗りました!

またまた久しぶりの更新です。こんにちは。

安曇野の夏がやってきて、毎日日中はとても日差しが強いです。
梅雨はどこに??と思うほど雨は降らず、もう夏本番がきたようです。

さてさて、6月、カフェとなる予定の木の壁にペンキを塗りました。

カフェは平屋。素朴な北欧のサマーハウスのような雰囲気にしたいなと思って、木の板壁。そして、色はずっと前から決めていたブルーグレー。
ペンキ屋さんに相談して、色を作っていただきました。

nikki_2017_7_19b家族みんなでペンキ塗り。
夫と長男です。

ペンキは二度塗りするので、連続2日で作業します。
1日目は友人家族、設計士さんなどお手伝いに来てくれてとてもスムーズに進みました。ありがとうございます!

nikki_2017_7_19a

ちなみに、ペンキ塗りの前日は養生作業。
この日も設計士の吉田さんご夫婦がきてくださって、教えてもらいつつ一緒に作業してくれました。

ペンキ塗りの日は、大工さんの作業していたのでお手伝いに来てくれたみんなと我が家でおひるごはん。張り切ってたくさんお弁当を作りました。

nikki_2017_7_19c

思いがけず助っ人が多くて、1日目は午前で完了!

そして、2日目。この日は長男は部活で夫と私だけでスタート・・と思っていたら力強い助っ人Jさんが来てくれて、とても助かりました。部活を終えた長男もきてくれて(一応、次男はずっといたけれど・・;^^)夕方にペンキ塗りが完了!

現在は白い窓枠もつき、足場も取れて、こんな感じになっています。

nikki_2017_7_19e

きれいな色に仕上がって、本当にホッとしました。

イメージしていた色になるかどうかはとても重要だったので、実は、ペンキ塗りの前日はドキドキしてあまりよく眠れませんでした。

そして、ただいま工事は大詰めです。
引越し予定は9日。
大工さんが家の方をどんどん作っています。
nikki_2017_7_19d作業中の大工さん。

nikki_2017_7_19f

こちらは休憩中の大工さん。
「撮るならもっとおしゃれすればよかったね」って笑いながら話していましたが、このいつもの感じが写したかったのです。

+ + +

完成まであと少しです。
「あと少しだね」と家族でなんども話す毎日。

安曇野で暮らそう!と決めたのは2年前の夏。
本当にできるのか?の確証もなく・・でもなぜだか「きっと大丈夫」と信じて進めました。
こうして、いろんな方に出会えて、形になってきていることに心から感謝しています。

それに楽しみにしていると言ってくれる声。いろいろなことが励みに繋がっています。

引越しはゴールではなく、また新しい暮らしのスタートでもあるけれど、今はその日を目指してがんばろう。

そうそう、月とビスケット.のFacebookを始めました。
家作り、お店つくりのことなど書いています。
どうぞそちらものぞいてみてください。

https://www.facebook.com/andbiscuits/

月とビスケット.

家づくりもだいぶ進んでいます!

木材から設備の細々したものまで、全て選んで決める作業が4月末にひと段落。

ということで、カフェの中身を考える時がきました。とはいっても、すでに頭の中には色々考えがあり、それをどうやって進めるかということ。

私たちの小さなカフェの名前。
「月とビスケット.」になりました。

私はパっと明るく照らされるよりも、ほんのり優しく灯るような月が子どもの頃からずっと好きで心癒される存在でした。それにこの「月」には季節の巡りの意味もふくめてるつもり。四季の豊かさ溢れる安曇野を感じるお店になるといいなと思っています。

そして、ビスケットは焼き菓子のこと。
ふとした時、おいしいお菓子をちょっと頬張れば少し幸せになれる。いつでもそばにビスケットってことです。

カフェの本棚には月とビスケットセレクトの本をたくさん並べます。焼き菓子を焼いて、珈琲を淹れて、絵本や雑貨が並ぶ予定。
私の好きなものだらけ^ ^

月とビスケットのロゴは昨年の秋頃に出来上がりました。

フランスガム社さん製です。

 

 

月の上で絵本を読む女の子。

かわいいけれど、ちょっと不思議で、のぞいてみたくなるような…。
絵本の表紙になるような…。ちょっとノスタルジーも感じたい。
そんなふんわりとしたイメージで大変だったと思いますが、その通りのロゴが出来上がりました。最高に気に入っています。ありがとう!

月の上にいる月子。この子はこれから色んな形でカフェに登場しそうですよ。

ホームページはまだ準備中なので、ひとまずFacebookページを作りました。
まだ慣れないFacebookですが、コツコツ更新していこうと思います。
どうぞ時々のぞいてみてください。
https://m.facebook.com/andbiscuits/

 

また春がきました

nikki_2017_4_25c

あっという間に4月の後半。またも久しぶりに更新です。

安曇野の桜、4月半ばにやっと咲きました。待ち焦がれた桜。咲いた!と思ったらすぐ満開。とても綺麗です。
そして、緑も増えてツバメが戻ってきて飛び回り、一気に春がきます。

子ども達は新学期を迎えました。
あ、その前に次男は保育園を卒園。安曇野にきて1年。一番大変だったのは実は次男だったのではないかと思います。長男は良い友達に恵まれ中学校生活を楽しんでいますが、次男は時折、西荻窪時代に赤ちゃんの頃から通った保育園を懐かしむ。その言葉を聞くといつも胸が痛みました。でも、大きな保育園になっていろいろと学んだみたい。友達もいっぱいできました。

小学校は家を建てている場所の近くなので、遠く・・また保育園の友達と離れてしまう。家ができるまで車で20分ほどかかりますが、毎朝送迎しています。
友達のいない小学校、また不安だったけれどすぐ新しい友達ができてびっくりしました。私はずっと心配でしたがちゃんと小学生になるもんですね。
楽しく通っていてホッとしています。

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さて、家の方は順調に進んでいます。

大工さんがコツコツと日々作業してくれているのを見るたびに、感謝感謝。ありがとうございます!
現在は、外壁はまだついていない状態です。外壁を貼る前・・だそう。

2月までは家の設備で悩んでいましたが、全て決まったので今度はお店つくりに日々悩んでいます。厨房機器はどうする?サイズは?
先週末は厨房機器の相談に行ってきました。

それに、材料の仕入れもどうする?とわからないながらリストを作り、製菓材料の業者さんと打ち合わせ。

やっぱり専門の方と話すと一人でわからないことだらけだった頭の中がすっきりします。それにみなさん親切でありがたいことです。

手探りで迷走しつつ、進めば進むもので、ゆっくり頑張っています^^

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次男の送迎、学校の用事、そして11月の終わりから始めたアルバイト。あまり気持ちの余裕がない毎日ですが、お菓子はちょこちょこ作っています。

今、私のお気に入りは自家製ヨーグルト作り。そのヨーグルトを使ってりんごのお菓子を作りました。

ヨーグルトポムポムです。

ポム=りんご。冷やして食べる懐かしの味なのですが、少しリッチな味わいになるレシピで。美味しい^^冬のりんごの季節にカフェのメニューにしたいなぁ。

そんな感じの4月。

冬も終わり、気持ち良い季節がやってきます。

 

上棟です

久しぶりの更新になりましたが、週末に上棟の日を迎えました!

朝から大工さんが8人、そしてクレーン車がやってきて木をどんどん組み立て。

私達が9時半過ぎに到着すると、だいぶ進行していてびっくり。


こちらがその時の様子。

そして15時頃にまた行くと…


1階が出来上がり…

翌日の午後が最初の写真です。屋根がついて、設計士さんが作ってくれた模型そのままの形に。

それにしても、大工さんの見事な仕事ぶりには、とても感動しました。家ってこうやって作るんだなぁ。

今回お願いした大工さんは安曇野の地元の方、親子で大工をされてます。通常は2人で作業ですが、棟上げの時にはこうして大勢で一気につくるのだとか。

上棟というと、上棟式をして餅を撒いたりする方もいますが、我が家は地鎮祭のみで上棟式はしませんでした。でも、大工さんへのお茶出しと手土産は用意。なにをどんな感じにするのかがわからず、調べていたら頭がグルグル…かなり迷いましたが、最後は私たちの出来る範囲で無理せず。。と思うことにしました(^^)

午前は飲み物とお菓子、午後は私のアルバイト先で唐揚げを山盛り作ってもらいお茶に持参。これは良かったみたいで皆さん食べてくれて嬉しい(^^)

(そうそう、昨年末から食堂でアルバイトをしてるのです。飲食の仕事、とても勉強になってます)


家から眺められる景色。

引っ越してもうすぐ1年。時には焦る気持ちもあったけれど、その時出来る事をやろうと突き進み、こうしてここまで辿り着けた気がします。とにかく設計士さんのお陰!とても感謝です。この1ヶ月は細かな設備決めで多分設計士さんもクタクタだと思いますが…(^-^;

夢に向かってまっすぐ進んできた1年。色々と家族の中で葛藤もあり、慣れない生活にケンカあり、泣いたり笑ったりですが、屋根のついた新しい我が家を見て、子どもたちも私達も感慨深く、新しいスタートだと思えました。

西荻窪から応援するよと気持ちよく送り出してくれた友人達、お世話になった皆さん、そして家族。この空が広く気持ち良い場所に迎えられるようカフェ作りも引き続き頑張ります。

工事が始まりました

あっという間に2月!

日記として記しておこうと思いつつ時間がたってしまいましたが、1月13日に無事に地鎮祭を終えました。

強い寒気がくるとしきりにニュースでやっていたので心配しましたが、雪はなんとかサラリと降る程度でした。とはいえ、とても寒かった!猿田彦神社の宮司さん、設計士さんと奥様、大工さん、友人の小林さん。みなさん凍える寒さの中ありがとうございます…。

そして工事が始まってます。

草の生えた土地、あっという間にこんな風に。


基礎屋さん作業中です。

すごいですねー!家づくりの経過を見るのは大好きです。ビフォアアフターも家族で見てたし…(^^)


設計士さんからの経過報告写真。

コンクリート打設だそうです。ミキサー車が来ている。。本当に我が家なのだろうか?と不思議な気分です。

工務店ではなく分離発注というシステムで建てているため、すべての見積もりに目を通し確認したり、どれをどこに置くかをすべて自分達で決めるため、普段使わない部分で考える作業続きで時々思考がストップするときもありますが、やっぱり私たちの家だから。

設計士さんの力をお借りして一緒に頑張りたいと思います。

しかし、よし!これで終わりかな?と思うと次の問題や考えるべきことが出てくる。スルーっと進むなんてことはないのですね。

そうそう、地鎮祭の日は先負だったので午後に行いました。先負は急がず慌てずということ。どうやら今回の家づくりではそうした方が良い方に転ぶようです。延期して良かったことはいくつかある。

ついつい気持ちが前に行きますが、ゆっくり慌てずで進もうと思います。


ヤッホーと山にさけぶ次男。寒いけれど、先週は暖かい日があって嬉しい。